特長
グランドピアノならではの豊かで美しい「響き」を追求
マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源
グランドピアノの音は様々な共鳴(レゾナンス)により豊かで美しい「響き」を生みます。「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」は、その共鳴音によるグランドピアノならではの「響き」を徹底追求。自然で豊かな響きを実現しました。さらに、弾き方や時間による変化を三次元的にきめ細やかにコントロールすることにより、優しく繊細なppp(ピアニッシッシモ)から、力強いfff(フォルテッシッシモ)まで、奏者の感性のままに表現できます。

"ストリングレゾナンス" 88鍵盤の音の共鳴による「響き」
グランドピアノを弾くと、弾いた鍵盤の倍音となる弦が共鳴します。すなわち、88鍵盤全てにおいてそれぞれ異なる弦が共鳴するのです。また、単音を弾いた時と和音を弾いた時では、共鳴のしかたが異なります。AiR音源では、88鍵盤全てにおいて、1鍵盤ごとに異なる共鳴音をそれぞれ独立してシミュレートすることに成功。88鍵盤それぞれの共鳴音に加え、単音を弾いた時と和音を弾いた時の共鳴の違い、鍵盤を弾く強さによる共鳴の違い等も表現し、グランドピアノに迫る自然な響きを実現しました。
"ダンパーレゾナンス" ダンパーペダルによる「響き」
グランドピアノのダンパーペダルを踏むと、88鍵盤の弦が全て解放された状態となり、弾いた鍵盤の倍音となる弦が全て共鳴します。AiR音源では、その倍音全ての共鳴音を独立して表現。さらに、ダンパー自体の動作音までシミュレートし、グランドピアノさながらの奥行きのある響きで演奏できます。
また、PX-870のダンパーペダルは連続可変式の採用により、ペダルを踏んだ深さによる余韻の変化も表現。ペダル操作による繊細な演奏表現を可能にしました。
※ PX-870はストリングレゾナンスの調整に連動して4段階で調整可能

天板スリット構造による「響き」
天板に音の通り道としてのスリットを設け、本体内からの反射音が楽器内部にこもらずに効率良く抜ける音響構造を実現。グランドピアノの大屋根を開けたときのような音の広がり感を再現しています。

"キーオフシミュレーター" 離鍵による「響き」
グランドピアノは、鍵盤から指を離す速さによって、音の余韻の長さや表情が変化します。AiR音源では、そうした離鍵時の響きのニュアンスまでも追求。奏者の指から伝わる繊細な感性をも表現できます。

"リッドシミュレーター" 大屋根の開閉量に伴う音色変化をデジタルでシミュレート
グランドピアノの大屋根の開閉量に伴う音色変化をデジタルでシミュレートする「リッドシミュレーター」を搭載。開閉量の設定を選択することにより、好みのピアノ音による演奏を楽しめます。
"イコライジングシステム" ボディによる「響き」
グランドピアノでは、弦が響くだけではなく、音が響板で増幅されてピアノ全体から音が鳴ります。AiR音源では、先進のイコライジングシステムを 駆使し、このボディによる音響効果をグランドピアノのようなクオリティで再現しています。
グランドピアノに迫る自然な弾き心地
3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II
グランドピアノとデジタルピアノの発音構造の違いは、弾いてから発音するまでのタイミングの違いとして表れます。そこで「3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II」では、3つのセンサーが順番に打鍵を感知するシステムを採用。これにより、打鍵の検出から発音までの時間を打鍵の速さに応じてきめ細かく変化させることが可能になりました。また、このセンサー方式は鍵盤を戻しきらなくても連続して発音可能なため、優れた同音連打の演奏性も発揮します。
もちろん、グランドピアノのようにハンマーの自重によるアクション機構で、確かな弾き応えとスムーズなタッチ感を両立。低音域ほど重く、高音域ほど軽くなるグランドピアノの特性もしっかりシミュレートしています。

ハンマーレスポンス
グランドピアノは音域ごとに弦を叩くハンマーの大きさに違いがあります。そのため、同じ強さで鍵盤を弾いても、音域によって発音タイミングが微妙に異なります。カシオデジタルピアノの鍵盤システムでは、そうした音域ごとに異なる発音タイミングの違いを徹底追求。弾く強さに応じて異なる発音タイミングの違いまでも、丁寧にシミュレートしています。さらに、ピアノ音色ごとの特長に合わせた発音タイミングの最適化も実現しています。
象牙調・黒檀調鍵盤
グランドピアノならではの高級感あふれる風合いと質感、なめらかな手触り を追求。長く演奏しても指先にしっくりなじみます。

その他ピアノ演奏を彩る機能
コンサートプレイ ~ オーケストラをバックに演奏できる
オーケストラの壮大な生演奏を、高音質なオーディオデータで収録。ピアノのパートを自分で演奏することで、オーケストラと共演する気分で演奏を楽しめます。
搭載曲リスト
- ジュ・トゥ・ヴ
- モルダウ
- カノン
- 主よ、人の望みの喜びよ
- 展覧会の絵「プロムナード」
- ピアノソナタK.331 第1楽章
- だったん人の踊り
- ピアノコンチェルトNo.20 K.466 第2楽章
- ヴァイオリン協奏曲 作品64 第1楽章
- ヘ調のメロディー
ピアノとオーケストラ(リッスンモード)
オーケストラのみ(プレイモード)

ホールシミュレーター ~ 世界的に有名なホールの音響特性を再現
透明感のある端正な響きや、伸びやかで華やかな響きなど、世界的に有名なコンサートホールの、それぞれに異なる響きのイメージをデジタル技術でシミュレート。先進のイコライジングシステムにより、臨場感あふれるサウンドを堪能できます。
ホールシミュレーターリスト
- DUTCH CHURCH
- STANDARD HALL
- BERLIN HALL
- FRENCH CATHEDRAL
ホールシミュレーターオフ
BERLIN HALL

- ペダルを多用する曲でも音切れしにくい最大同時発音数256音
- 豊かな音を鳴らす20W+20W高出力2ウェイ4スピーカー
- 演奏を市販のUSBフラッシュメモリーにオーディオデータ(44.1kHz WAV フォーマット)として録音できる「オーディオ録音/再生」
- 奥行299mmのスリム&スタイリッシュなボディ
- スマートフォン/タブレット用アプリ「CASIO MUSIC SPACE(カシオ ミュージック スペース)」に対応
- 初心者でもすぐに、弾いて聴いて楽しめる60曲の「ミュージックライブラリー」内蔵(楽譜集付属※)
- 内蔵曲の右手または左手パートのメロディーを消し、自分で弾いてレッスンできるパートオン/オフ機能を搭載
- ピアノだけでなく、パイプオルガンやストリングス、ベース音色など、19音色を内蔵
- 2種類の音色をミックスできるレイヤー機能、低音部と高音部で音色を分けられるスプリット機能により、多彩な演奏スタイルに対応
- 音に広がりや深みを与えるデジタルエフェクト(リバーブ、コーラス、ブリリアンス、DSP)
- 鍵盤の中央から右側と左側で同じ音域に設定でき、親子や先生と生徒など、2人でのピアノ練習時に便利な「デュエット機能」

- 夜間の演奏などに便利なヘッドホン端子付き
(二人で演奏が聴けるよう、ヘッドホン端子は二つ付いています。)
仕様
- 曲目リスト
- ノクターン 作品9の2
- 幻想即興曲 作品66
- エチュード 作品10の3 「別れの曲」
- エチュード 作品10の5 「黒鍵」
- エチュード 作品10の12 「革命」
- エチュード 作品25の9 「蝶々」
- プレリュード 作品28の7
- ワルツ 作品64の1 「小犬のワルツ」
- ワルツ 作品64の2
- 楽興の時 第3番
- 即興曲 作品90の2
- 軍隊行進曲 第1番(連弾)
- 春の歌 「無言歌 第5集」より
- 楽しき農夫 「ユーゲント・アルバム」より
- 見知らぬ国と人々について 「子供の情景」より
- トロイメライ 「子供の情景」より
- タンブラン
- メヌエット BWV Anh. 114 「アンナ・マグダレーナ・バッハのクラヴィーア小曲集」より
- インヴェンション 第1番 BWV 772
- インヴェンション 第8番 BWV 779
- インヴェンション 第13番 BWV 784
- プレリュード 第1番 BWV 846 「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より
- かっこう
- ガボット
- ソナチネ 作品36の1 第1楽章
- ソナチネ 作品20の1 第1楽章
- ソナタ K.545 第1楽章
- ソナタ K.331 第3楽章 「トルコ行進曲」
- ロンド K.485
- エリーゼのために
- トルコ行進曲
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第1楽章
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第2楽章
- ソナタ 作品13 「悲愴」 第3楽章
- ソナタ 作品27の2 「月光」 第1楽章
- ラプソディ 第2番
- ワルツ 作品39の15(連弾)
- 愛の夢 第3番
- 花の歌
- 乙女の祈り
- クシコス・ポスト
- ユーモレスク 作品101の7
- メロディー 「叙情小曲集 第2集」より
- シシリエンヌ 作品78
- 子守唄 「ドリー組曲」より(連弾)
- アラベスク 第1番
- 亜麻色の髪の乙女 「前奏曲集」より
- パスピエ 「ベルガマスク組曲」より
- ジムノペディ 第1番
- ジュ・トゥ・ヴ
- 愛の挨拶
- エンターテイナー
- メープル・リーフ・ラグ
- 「ブルグミュラー25の練習曲 作品100」より
- アラベスク
- スティリアンヌ
- アヴェ・マリア
- 帰途
- 貴婦人の乗馬
- 「ツェルニー30番練習曲 作品849」より
- 第13番
- 第26番
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