「帳票OCR for RPA」の特長

「帳票OCR for RPA」は、「AI帳票OCR Ver.9」の高精度なOCR機能や高い操作性はそのままに、RPAで利用する際に便利な機能を追加したOCRソフトウェアです。「帳票OCR for RPA」をRPAツールと組み合わせて利用することによって、RPAツールだけでは対応できなかった紙文書のデータ化を効率的に行えるため、エントリー業務までを含めて一連の業務フローを自動化できます。

「帳票OCR」とは?
かすれた文字など低品質文字にも強い高精度OCRエンジンを搭載し、スキャンした「注文書」・「勤怠管理表」・「アンケート」などの帳票画像から、「活字」・「手書き文字」・「チェックマーク」・「バーコード」・「QRコード」などを認識し、編集可能な電子データに変換する帳票向けOCRソフトウェアです。

※ 「帳票OCR for RPA」には、「AI帳票OCR Ver.9」の基本機能(オプションを除く)が含まれています。

帳票OCR for RPA イメージ図

「帳票OCR for RPA」で追加された主な機能は、以下のとおりです。

エラー通知機能を搭載

OCR処理時に発生するフォーマット不一致などのエラーを通知する機能を搭載しました。
エラーが発生した際に、エラー内容を自動でダイアログに表示するので、RPAツールによるエラー監視が可能となり、RPA側でのエラー処理をリアルタイムに実行できます。

エラー通知機能を搭載 イメージ図

多様なPDFファイルに対応

画像PDFファイル(画像のみのPDFファイル)以外のPDFファイルの読み込みに対応しました。
請求書のやり取りなどで多く利用される「テキスト情報が含まれるPDFファイル」を認識できるため、RPAで求められるより広範囲な業務でOCR認識を導入できます。

※ 一部のPDFファイルは読み込みできない場合があります。

フィールド名一括設定機能を搭載

フォーマット編集ツールで、リストファイルからフィールド名を一括で取り込みできる新機能を搭載しました。
フィールド名出力機能を使って、認識結果のCSVデータ(先頭行)にフィールド名を出力することで、RPAツールにてCSVファイルの「項目名」と「紐づいたデータ」を簡単に抽出できます。

フィールド名一括設定機能 イメージ図

キー操作による認識結果の抽出に対応

認識結果画面にて、キー操作だけで「フォーマットの選択」から「フィールド(行/列)のデータ指定」まで行えるようになりました。
RPAツールで実行しやすいキー操作に対応したことで、任意のフォーマットおよびフィールドに移動し、データをクリップボードに抽出できます。

【認識結果画面】

キー操作による認識結果の抽出に対応 イメージ図

フォルダー監視機能を標準搭載

「帳票OCR for RPA」では、「AI帳票OCR Ver.9」でオプションとなっているフォルダー監視機能を標準搭載しました。
フォルダーに画像ファイルを保存するだけで自動的にOCR処理を実行できるため、RPAによる業務自動化をさらに加速します。

フォルダー監視機能を標準搭載 イメージ図