配信を成功に導く安心の操作性
SR-20HDは映像や配信業務の経験がない人でも安心してライブ配信ができるように設計されています。2系統のストリーミング・エンコーダー、シンプルな映像切り替え、オーディオ・ミキサー、レコーダー機能を1台に集約し、映像コンテンツ制作に必要な作業を簡素化し、スムーズな運用をサポートします。
つなぐだけですぐにライブ配信
2つのHDMI入力を使用して、HDMIカメラやスマートフォン、タブレットやプレゼンテーション用のPCなどのさまざまな機器を接続できます。さらにマイクや音楽プレーヤー、電子楽器など、幅広いオーディオ入力を使用できます。
安心して配信を運用するために
SR-20HDはRolandのライブ配信における映像・音声のノウハウを凝縮。経験豊富な専門の技術スタッフでなくとも、安定した配信運用をサポートする機能により、配信中のリスクを減らします。またライブ配信に関わる全ての機能はPCを介さずSR-20HDのハードウェア内で処理するため、企業内ネットワークで求められるマルウェアなどのリスク対策としても有効です。
アダプティブ・ビットレート機能
SR-20HD独自のアダプティブ・ビットレート機能は、ネットワークの接続状況をバックグラウンドで常時監視し、出力されるストリーミング・データを自動的に調整して、ライブ配信の中断を低減します。
スマートフォンを使ったテザリング機能
4Gまたは5G対応のスマートフォンを、配信のメイン回線、または冗長化回線として使用できます。例えばメインの有線接続しているネットワークに問題が発生した場合、SR-20HDは自動的にUSB経由でテザリングされたスマートフォンのネットワークに切り替え、配信を継続できます。
セーフティ・ディレイ機能
SR-20HDには配信中の予期せぬトラブルに備えた回避機能を搭載し、進行の台本などがないライブイベントでも安心して運用できます。セーフティ・ディレイ機能は、最大60秒の映像と音声のバッファを設定することができます。この間にアクシデントが発生した場合に、1つのボタンで静止画へ切り替えと音声のミュートを操作し、不適切なコンテンツが配信されることを防ぎます。
SRTプロトコル対応
SR-20HDは、AVoIPのオープンソース規格であるSRT(Secure Reliable Transport)に対応し、IPネットワーク上で暗号化された映像と音声伝送を実現します。IP接続対応により、拠点間の映像伝送や遠隔地と接続したリモートプロダクションなど、距離や人員の制約を超えた運用をサポートします。
2ストリームを出力できるエンコーダー
内蔵のエンコーダーは、2つの異なるチャンネルにライブ配信することで、より多くの視聴者へアプローチすることができます。2ストリームあることでアーカイブや後で配布用のバックアップを作成も可能です。
パネルロック
パネルロック機能は、誤操作による配信トラブルを防ぐことができます。ボタンやつまみの動作とメニュー操作を個別に無効にすることで、個別のワークフローに合わせた機能のみに操作を限定することができます。
録画、再生機能を搭載
SR-20HDのレコーダー機能は、MP4(H.264)形式でSDXCカードに録画が可能。録画したファイルの編集や、YouTubeやその他の動画プラットフォームにアップロードすることができます。さらに、ポッドキャスト用または音声コンテンツ用としてWAVE形式でステレオ録音もできます。その他にもSDXCカードに記録された静止画や動画、オーディオファイルを再生できるので、プレゼンテーションの演出素材として活用できます。
Ver.1.2以降、動画のプレビュー再生時のコントロールやインポートした動画の再生開始/終了ポイント機能を追加し、より操作性が向上しました。
先進的なオーディオ・コントロール
SR-20HDは、プレゼンテーションやパネルディスカッション、音楽パフォーマンスなどの多様な用途のオーディオをサポートします。最大4系統のXLRマイク入力やライン入力、ヘッドセット・マイク入力を搭載し、様々なアナログのオーディオ素材が接続可能です。さらにHDMIおよびUSBからのデジタル音声入力に加えて、SDXCカード内の動画や音楽ファイルのオーディオを再生し、ミックスできます。
音声のミックスは専用のフェーダーとつまみを使用して個々の音量レベルを直感的に操作が可能。プレビュー用ディスプレイとF1からF4のつまみを使ってEQやリミッターなどのダイナミクスを調整し、視聴者に聞き取りやすい音声を届けることができます。また、5つのAUDIO FUNCTIONボタンにオート・ミキシング、オーディオ/ビデオ再生などの機能を割り当てて、快適なオペレーションが可能です。
安定した運用をサポートするオートメーション機能
SR-20HDには映像の切り替えやオーディオのミキシングを自動化して、配信における操作の作業負荷を軽減するさまざまな機能を搭載。配信の運用をSR-20HDに任せることで、特に主催者は配信中の操作に追われる心配はなく、視聴者にメッセージを届けたいイベントやプレゼンテーションの進行に集中できます。
映像を自動で切り替える機能
映像を切り替えるオート・スイッチング機能により、あらかじめ設定した時間間隔で映像を切り替えることができます。専用オペレーターがいなくとも、動きのあるスイッチングによりプレゼンテーションを盛り上げます。
音声を自動で切り替える機能
オート・ミキシング機能は、複数のマイク入力の音声レベルのバランスを自動で調整します。
映像や音声に連動して切り替える
SR-20HDは、対談やディスカッションなど複数の話者がいるライブ配信の運用をサポートします。「オーディオ・フォロー・ビデオ機能 」は、映像の切り替えに応じて、設定された音声を切り替えます。また「ビデオ・フォロー・オーディオ機能」は、マイクに向かって話している人の音声に応じて、映像を切り替えることができ、映像と音声に連動した運用が可能です。
操作を簡略化できるシーン機能
SR-20HDのシーン機能は複数の機能を一度に実行できるので、ライブ配信時の複雑な操作、運用を簡略化できます。PinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)やPbyP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)などの画面合成やタイトル合成の設定を5つのプリセットに登録可能。配信の進行に応じてシーンボタンを押すだけで登録した画面構成を呼び出せるので、より魅力的な映像演出を視聴者に届けることができます。
滑らかな動きを表現する1080p/60FPS対応
SR-20HDのスタンダード・モードは、1080p/30FPSをサポートし、ライブ配信を実行します。スポーツや動きのあるイベントを配信する場合、60FPSのフレームレートに対応したハイクオリティ・モードを選択することで、動きのブレを抑えた、滑らかな配信を提供できます。
USB VIDEO入力で入力数を拡張
多くの映像入力が必要な場合、RolandのVR-4HDまたはUVC-01を使うことで入力数の拡張が可能です。SR-20HDのUSB VIDEO入力に高品質な非圧縮の映像、または音声を送出できます。