日々変化し複雑化する業務運用において至上命令となった、運用コスト削減、ヒューマンエラーの防止、管理の容易化。Job Director はこれらの課題に、GUIによる定義設定、柔軟に設定できるスケジュール、判りやすいジョブ実行状態の監視、万全のセキュリティ対応機能 で応えます。
Windows および Linux サーバーやオンプレミス・クラウドなど、様々な環境下で高い信頼性と柔軟な運用を実現するために必要な機能がオールインワンパッケージとなった Job Director R15 は、ジョブの運用管理を効率的でシンプルに、そして低価格で実現します。
Job Director R15 は、高機能ジョブ管理ツールの条件といわれる NQS プロトコルの採用や、日本特有の祝祭日を考慮した日本版カレンダーの同梱、ジョブの優先度設定をはじめとした複雑なジョブの設定や管理業務機能により、高価で大規模なジョブ管理ツールと同様のジョブ管理/実行環境を構築できます。
前バージョンから大幅な進化を遂げた Job Director R15 の新機能から、注目の 4 点をご紹介します。
また、新機能として特に注目いただきたい「クラウドサービス連携機能」については、カタログセンターにて活用事例資料もご用意しましたので、ぜひご一読ください。
Amazon Web Services に対して以下の操作が可能となる拡張カスタムジョブが追加されました。
Microsoft Azure に対して以下の操作が可能となる拡張カスタムジョブが追加されました。
REST API を通じたウェブサービスの情報取得、情報発信機能を拡張カスタムジョブに追加しました。
新たに、ジョブの定義情報や現状のステータスを各種 Web ブラウザーから確認できる、Job Director R15 CL/Web(オプション製品)を製品ラインナップに追加しました。
ダッシュボード機能により、ジョブの稼働状態を表示することも可能です。
業務の自動化によってどれほど素晴らしい効果を得られるとしても、自動化するための準備や、その後の運用で運用管理者の皆様に大変な作業負担が発生するようでは意味がありません。
Job Director R15 では、複雑な業務フローを簡単に自動化し、その後の管理も容易にするための機能やオプションを用意しております。
Job Director R15 では、直感的に理解できる GUI 上で個々の業務や条件処理を「部品」として配置することにより、それらを関連付けた業務フローを「ジョブネットワーク」として定義することができます。(1 ジョブネットワークあたり部品は 50個まで配置でき、ジョブネットワークは最大 50 件まで登録可能)
実行結果や管理者からの応答をキーとした条件分岐、管理者への各種通知なども簡単にジョブネットワーク上で定義し、安全かつ確実に運用できる自動化環境を実現していただけます。また、定義したジョブネットワークを他のジョブネットワーク中の部品のひとつとして登録することもでき、定型業務の手順変更などにも素早く対応いただけます。
オプション製品の JD Assist R15 を使用すると、エクスポートした定義済みジョブネットワークの一覧表示、保存、編集が使い慣れた Microsoft Excel 上で実行できます。
編集の際は入力支援機能とエラーチェック機能も使用でき、編集済みのファイルは Job Director へジョブネットワークとしてインポート可能です。別名ファイルとして保存することによりリビジョン管理にも有効なため、サーバー移行やバージョンアップ時にも効果を発揮します。
定義されたジョブネットワークは、実際の運用環境に沿った実行ができてこそ、その真価を発揮します。そのため Job Director R15 には、非常に柔軟で操作の簡単なスケジュール設定機能と、その実行状態を判りやすく管理するための機能が備わっております。
Job Director R15 では、日本の祝日や休日を設定済みの日本版カレンダーをご利用いただけます。
毎月第 5 営業日といった処理サイクル、締日 3 日前などの処理実行開始日時、実行日が休日と重なった際の振替など、お客様の営業形態やスケジュールにあわせて柔軟なスケジュール設定での運用が可能です。
改元やオリンピック開催による祝日の変更を反映した最新のカレンダー定義については、ダウンロードページからご入手いただけます。
ジョブネットワークごとの稼働日を一覧形式で参照し、そこから編集、スケジュールの組み換え作業を行うことができます。
前回の状態や実行予定の状態を一覧で確認することができるため、障害時に前回との比較などが行えるなど、全体状況の把握とジョブの確実な実行を支援します。
優先度の高いジョブについて、他のジョブの影響により遅延が発生しないように、ジョブの優先順位づけすることが可能です。これにより仮想環境等での外部からの影響を制限できます。
また、異常終了したジョブやジョブネットワークを様々な方法(異常終了ジョブから、異常終了ジョブの次からなど)で再実行する機能もあるため、優先度の高いジョブの確実な処理が可能です。
多数のサーバー上で、それぞれで行われる多数のジョブを管理する工数は、膨大なものになります。Job Director R15 をインストールすることにより、サーバーごとにジョブネットワークを登録でき、一台のサーバーからすべてのジョブネットワークを集中的に設定と管理が可能になります。
さらに、実行状況の結果を収集し、エクセル形式や CSV 形式で出力できます。
重要な業務に関わるアプリケーションだからこそ、細かな権限の設定や、操作ログ・ジョブ実行ログの保存といった充実のセキュリティー対策機能を備えております。
ジョブネットワークの定義や、実行状況については、細かくアクセス制限が可能です。実務に即した設定でご利用いただけます。
また、ユーザーの各操作履歴やジョブ実行の履歴を保存可能ですので、内部統制等や各種証跡としてご利用いただけます。
ジョブネットワークに配置する制御部品には、条件分岐、並列処理、ジョブネットワーク間の連携など多彩な処理が実現できるものを多数取り揃えました。
単位ジョブ部品 |
ジョブ実行の基本部品 |
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サブジョブネットワーク部品 |
他ジョブネットワークを呼び出す部品 |
ダイアログ部品 |
操作者の確認までジョブの実行を待つ部品 |
条件分岐部品 |
ジョブ実行結果によって処理分岐する部品 |
カレンダー分岐部品 |
カレンダー稼働日か否かで実行する部品 |
並列処理部品 |
ジョブを並列実行し、両方のジョブ実行終了を待つ部品 |
OR 分岐部品 |
ジョブを並列実行し、どちらか一方のジョブ実行終了を待つ部品 |
コンティニュー部品 |
ジョブネットワークの実行を指定位置まで戻す部品 |
ジョブネットワーク待ち合わせ部品 |
他のジョブネットワークの完了を待つ部品 |
ジョブ待ち合わせ部品 |
指定したジョブの終了を待つ部品 |
ファイル待ち合わせ部品 |
指定したファイルの有無、更新を待つ部品 |
時刻待ち合わせ部品 |
指定した時刻までジョブ実行を待つ部品 |
イベント待ち合わせ部品 |
ジョブ実行をイベント送受信によって制御する部品 |
カスタムジョブ部品 |
共通処理のスクリプトをテンプレート化する部品 |