Enterprise Architect-Redmine連携アドイン

最終更新 2023年07月13日

Enterprise Architect と Redmine を連携


Redmine(レッドマイン)は、Web ベース・オープンソースの、プロジェクト管理ソフトウェアです。 Redmine はWebベースのツールであることから、多数の人がネットワークを介して、チケットという1つの話題に対して様々な議論を行うような場面や話題の一覧を参照するような場面で威力を発揮します。 一方で、Enterprise Architectは議論の基や結果を構造化した図で表現するような場面で威力を発揮します。
このような特徴がそれぞれにありますので、RedmineのチケットとEnterprise Architectの要素を対応付け、それぞれの属性を相互に変換が行えるようにすると、以下のような情報の活用ができます。

  • Redmineのチケットの情報をEnterprise Architectで活用
  • Enterprise Architectの要素の情報をRedmineのチケットにし、議論や周知

具体的には、以下のような場面での活用ができます。(詳細はRedmine連携アドイン機能ガイドをご覧ください。)

  • Enterprise Architectの要素についてRedmineで議論
  • Enterprise Architectの設計を基にした、開発項目などの情報の受け渡し(チケット駆動開発)
  • 広範囲から寄せられたRedmineのチケットを、Enterprise Architectでの設計への活用
  • Redmineのチケット間の関連を、Enterprise Architectの図(ダイアグラム)で表現
  • その他

Enterprise Architect-Redmine連携アドインを利用すると、このような場面で、Enterprise Architect / Redmine それぞれの情報を簡単にもう一方へ変換できます。

Enterprise Architect-Redmine連携アドイン概要


Enterprise Architect-Redmine連携アドイン は モデリングツール Enterprise Architect の要素(要求・変更・ユースケース・テスト項目・問題・ユーザー機能・タスク・テスト・バグ)を Redmine のチケットに関連付け、属性を双方向に変換するアドインです。

「Enterprise Architect-Redmine連携アドイン」はEnterprise Architectのアドインとして作成されています。(Proクラウドサーバのアドインではありません。)

Enterprise Architect-Redmine連携アドイン機能概要

Enterprise Architect-Redmine連携アドインには、以下の機能があります。

  • Enterprise Architectで作成した要素を、Redmineのチケットに変換
  • Redmineのチケットを、Enterprise Architectの要素に変換
  • EAの要素の属性を、Redmineのチケットの属性に変換
  • Redmineのチケットの属性を、EAの要素の属性に変換
  • Redmineのチケットを、Enterprise Architectの要素に変換または属性の変換を行うときに、親チケットへのリンクを、Enterprise Architectの接続線・親子関係に変換
  • Redmineのチケットを、Enterprise Architectの要素に変換または属性の変換を行うときに、関連チケットへのリンクを、Enterprise Architectの接続線に変換
  • 属性の割り当てはカスタマイズ可能
    属性割り当てルール・デフォルトの設定は属性割り当てルールについてを参照

スナップショット

[連携アドインの設定画面]

(Redmine URL 等はEnterprise Architectプロジェクト毎に保存/ユーザ名・パスワードはPCのログインユーザ+Enterprise Architectのプロジェクト毎に保存)

[要素に対するメニュー]

[ダイアグラムに対するメニュー]

[パッケージに対するメニュー]

ドキュメント

内容更新日-
Redmine連携アドイン機能ガイド
Enterprise ArchitectとRedmineの連携アドインの想定利用場面の詳細と機能についてご紹介しています。
2022/10/06 ダウンロード

価格と購入

ダイレクト購入(先払い)の価格は以下のとおりです。パッケージ購入はオープン価格です。ダイレクト購入とパッケージ購入の違いは、こちらのページをご覧ください

このアドイン製品には、年間スタンダードライセンスとフローティングライセンスがあります。これらのライセンスの違いについては、こちらのページをご覧下さい。年間スタンダードライセンスからフローティングライセンスへのアップグレードはできませんので、ご注意下さい。

購入方法や支払方法など購入に関する概要は製品の購入についてで説明しています。

ダイレクト購入(消費税込) 年間スタンダードライセンス(1年間) フローティングライセンス
1ライセンスの価格 5,500円 16,500円
5ライセンス以上
購入した場合の
1ライセンスの価格
4,950円 14,850円

「Enterprise Architect-Redmine連携アドイン」のダイレクト購入は、下記の購入ボタン(「カートに追加」)にてお申し込みください。

カートに入れる
  Enterprise Architect-Redmine連携アドイン 年間スタンダードライセンス
  Enterprise Architect-Redmine連携アドイン フローティングライセンス
フローティングライセンスの場合、サーバプロセス形式のみ対応しています。(キーファイル形式では利用できません。)

インストーラ

内容更新日インストーラ
Enterprise Architect-Redmine連携アドインインストーラ
バージョン 3.0.0.20230713
2023/07/13 EA16.0以降 64ビット版用インストーラ
EA16.0以降 32ビット版・EA15.2以前用インストーラ

評価版

  • インストーラダウンロード・インストール
    上記インストーラをダウンロード・インストールを行ってください。
  • 評価ライセンスキーの取得
    EAを起動後、EAのアドイン・拡張リボン > アドインメニューパネル > Redmine連携 > ライセンス設定 でライセンス設定画面を開いてください。 ライセンス設定画面の「評価ライセンスキー取得」ボタンで開くWEBページから、評価ライセンスキー取得手続きを行ってください。(評価ライセンスキーは申し込みから14日間有効です。)
  • 以下の設定でスパークスシステムズ ジャパンの評価用Redmineサーバを利用し評価可能です。(毎週月曜日にデータクリアします。)

    Redmineプロジェクト指定の場合https://redmine.sparxsystems.jp/redmine/projects/sampleproject
    リポジトリ指定の場合https://redmine.sparxsystems.jp/redmine/
    ユーザ名・パスワード(評価ライセンスキーと併せてご連絡いたします。)
    対象種類任意
    取り込み時任意

利用手順

  1. Redmine で、Rest API を利用できるように設定(Redmine の管理/設定/API/RESTによるWebサービスを有効にするにチェック)
  2. Enterprise Architectを起動・プロジェクトを開く
  3. アドイン・拡張リボン > アドインメニューパネル > Redmine連携 > Redmine連携 設定 で以下の項目を設定・保存
    • Redmine
      • プロジェクト指定の場合:https://<ホスト名>(/<任意パス>)/projects/<プロジェクト名> の形式
      • リポジトリ指定の場合:https://<ホスト名>/(<任意パス>) の形式
    • ユーザ名・パスワード
  4. 以下いずれかで希望の動作を選択
    • 要求などの要素を選択し、コンテキストメニューのアドイン・拡張 > Redmine連携 から希望の動作を選択
    • Enterprise Architect のダイアグラムを選択し、コンテキストメニューのアドイン・拡張 > Redmine連携 から希望の動作を選択
    • パッケージを選択し、コンテキストメニューのアドイン・拡張 > Redmine連携 から希望の動作を選択

必要システム構成

  • .Net Framework 4.X
  • Enterprise Architect バージョン12.0以降のいずれかのエディション
    (Enterprise Architectの必要システム構成は、Enterprise Architect必要システム構成(システム要件)をご覧ください)
  • Linux・macOSでは、利用できません。
  • フローティングライセンスの場合、以下の点にご注意ください。
    • キーファイル形式では利用できません。(ssksもしくはhttpsで接続するサーバプロセス形式のみ対応しています。)
    • ssks で接続するフローティングライセンスサーバで、オプションAUTHMETHODの値としてAM_ACTIVEDIRECTORYEXもしくはAM_SSKSGROUPを利用している場合は、利用できません。
    • https で接続するフローティングライセンスサーバ(Proクラウドサーバ付属)の場合は、Proクラウドサーバ 4.2.66以降が必要です。

その他の注意

  • Enterprise Architect-Redmine連携アドインは、Windows OSのプロキシ設定を利用します。
    認証が必要なプロキシサーバを利用している場合は、以下URL のファイルを解凍し、出来たレジストリ設定のファイルを編集し、レジストリ登録してください。
    IntegRedmineUserAuthProxySettingsTemplate.zip
  • Enterprise Architect-Redmine連携アドインでは、RedmineのRest API/Basic認証を利用しています。
  • 動作確認には、BitNami::Redmine 4.0.1-0/4.1.0-0/4.2.0-1/4.2.1-0/5.0.0-0 Windows を利用しています。