Signature MASTER

Signature MASTER

      

『Signature MASTER』は、高品質でスタジオマスタリングにも最適なリファレンスモデル「Signature PRO」の後継モデルとして開発されました。サウンドの根幹となるドライバー部分には40mmのチタンプレイテッド・マイラードライバーを搭載。数々の賞を受賞したS-Logic®のテクノロジーを大幅に強化した最新のS-Logic 3テクノロジーにより、再生時のディテールや明瞭感を損なうことなく、耳への負担を軽減し、グレードアップした空間表現を実現します。S-Logic 3テクノロジーの最大の特徴である特許出願中のDDF(Double Deflector Fin)技術により、指向性のある中高域の信号成分をほとんど変化させずに部分的にマスキングすることでS-Logic効果がさらに洗練されたものとなります。Signature MASTERは、その名の通り「マスタークラス」のリファレンスサウンドを提供します。

全てにおいて基準となる品質

Signature MASTER には、Editionシリーズ直系の40mmのチタンプレイテッド・マイラードライバーを搭載しています。ULTRASONEの独自技術である、ヘッドホンで自然なサウンドフィールドを実現する最新のS-Logic®3テクノロジー、特許出願中となるDDF(Double Deflector Fin)技術により、指向性のある中高域の信号成分をほとんど変化させずに部分的にマスキングすることでS-Logic ®効果がさらに洗練されたものとなり、音響的に完璧な空間に設置された高品質なスタジオモニタースピーカーのように、パーソナルでポータブルなリスニング環境を実現しています。ハウジングには純金メッキ加工を施した金属製プレートが取り付けられており、周囲の騒音をパッシブに分離することで、高い遮音性を実現しています。

 

職人によるオールハンドメイド

Signature MASTERは、自社工場で訓練を受けたスペシャリストが、最高品質の部品を細心の注意を払って組み立てています。贅沢なフォームの張り地には、柔らかく耐久性のあるシープスキンレザーを採用。長時間の使用でもしっかりとしたフィット感を得ることができます。Signature MASTERは、こだわりのあるプロフェッショナルや音楽愛好家のために作られ、他のヘッドホンでは実現できないような卓越した本物のリスニング体験を提供します。

 

豊富な付属品

1.5mストレートケーブル(3.5mm L字/Neutrik製)に加え、1.2mリモコンマイク付きケーブル(3.5mm 4極/L字)、3mストレートケーブル(6.3mm/Neutrik製)が付属。本体装着済みのシープスキンレザーイヤーパッドとは別にプロテインレザーを採用したスペアイヤーパッドが付属します。これらすべてが専用キャリングケースに収納され、どこにいてもその名の通り「マスタークラス」のリファレンスリスニング環境を用意することができます。

音楽家・照井順政氏からのサイン・コメント




 
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型式 密閉ダイナミック型ヘッドホン
  S-Logic ® 3テクノロジー/電磁波低減ULEテクノロジー
インピーダンス 32Ω
ドライバー 40mmチタンプレイテッド・マイラー
再生周波数帯域 8 – 42,000 Hz
マグネット NdFeB
出力音圧レベル 98dB
重量 約325g(ケーブル含まず)
付属品 1.5m着脱式ストレートケーブル3.5mmプラグ(L字/ Neutrik製)
3m着脱式ストレートケーブル6.3mmプラグ(Neutrik製)
1.2m着脱式リモコンマイク付きケーブル3.5mm/4極プラグ(L字)
イヤーパッド(シープスキンレザー/装着済み)
イヤーパッド(プロテインレザー)
キャリングケース
保証期間 2年
生産国 ドイツ
Signature MASTER を実際にご活用頂いている音のプロフェッショナルの方々にコメントを頂きました。


※順不同・敬称略


 

清水裕貴(レコーディング・ミキシングエンジニア / ドラマー)

主にミックスにて半年ほど使用した感想になります。
 
私はミックスにおいて「スピーカー → ヘッドホン → 小型のスピーカー → ワイヤレスイヤホン」と工程毎に使い分けをしています。スピーカーで大枠のたたき台を作り、ヘッドホンで細部の調整。最後に小型のスピーカーでも歌、キック、ベースの聴こえ方などを確認して一度書き出し散歩しながらワイヤレスイヤホンでチェックし帰って修正を行い、初稿を送る、という流れです。その中でも特にヘッドホンはミックスの仕上がりを左右する重要なポジションだと日々実感しています。
 
本機で特筆すべきはまずベースのデッドポイントが無いこと。
スピーカーでは調整を追い込んだとしても多くの環境においてピークやディップを無くすことはとても困難です。ベースの特定の音が引っ込んで聴こえるのは処理のせいなのか視聴環境のせいなのか、特に慣れていない外部スタジオや自宅での試聴環境だと判断は難しくなります。近年はDSP補正も普及していますが、リスニングポイントでパッと2Mixを聴いた感じの周波数特性は良くなるものの単体トラックの処理をする上で特に低域のレスポンスが損なわれていく印象で、弱点は埋まるが長所もスポイルされてしまうと感じます。本機は他機種と比較しても低音の再生能力はとても素晴らしく、スピーカーの弱点をうまいこと補ってくれます。
 
また私が仕事道具で重視していることのひとつにレスポンスの良さがあります。例えばフェーダーを触ったりEQノブを捻った時、本機はリニアにその変化を感じとることができます。演奏や歌のタイム感もわかりやすく音の立ち上がりから切れ際までの再生力が高いため、よりシビアなジャッジをすることができますし、スピーカーで作業していると多め飛ばしがちなリバーブやディレイも適量を判断できます。
 
上記に挙げた低音の再生能力とレスポンスの良さを高水準で両立した機種はなかなか無いことと、購入当初は良くても数ヶ月と経つにつれ段々この2点は経年劣化してくるものですが、本機の変化の仕方は極めて良質に感じます。他機種の密閉型ヘッドホンにありがちな音がダイレクトに鼓膜に届く感じもかなり緩和されており、程よい距離感で快適に視聴ができるのも嬉しいところです。
 
最近はドラム演奏時のモニターとしてもRec、Live問わず使用しています。クリックと自分のショットのズレが他機種よりも如実に感じ取ることができて感動しました。ですがミックスに使うものを使いまわしたくないので2台目を導入するか迷っています。笑 持ち出すときにも折りたたみ機構があって助かります。
 
Signature MASTERは私がヘッドホンに求める役割をかなりの高水準で満たしてくれる、頼りになる存在です。
 

瀧口“Tucky”博達(Mastering Engineer)

「嘘偽りの無い音」

『Signature MASTER』を初めて聴いた時、思わずこれだ!!!と叫ぶくらいの喜びがありました!
音楽の本来あるべきナチュラルな質感、上下左右に伸びて拡がるレンジ感、その嫌味のない表現力はまさに楽器の鳴りそのものだと感じさせてくれます。

音楽を正直に表現してくれる『Signature MASTER』だからこそ、良い音はそのまま良い音で、ダメな音はそれなりに...では無くそのままダメな音で、嘘偽り無く聴かせてくれます。
だからこそマスタリングの現場でも、音質の正確な判断アイテムとして手放せず、日々一緒に活躍してくれています。

『Signature MASTER』これからもよろしくね!
 

宮原 ”TOYIN” 良太 (音楽家 / SPECIAL OTHERS)

このヘッドホンはヘッドホンの枠を飛び越えたような、良い意味で気持ち悪い程の表現力がありますね。
最初に気付いたのは低音の表現の素晴らしさで、大きなスピーカーで聴いているような、しっかりと低音が深く臨場感をもって聞こえます。
次に思ったのは空間の表現の豊かさで、今まで味わったことがない程の音の立体感を感じました。

自分はヘッドホン、イヤホンが好きで結構集めましたが、このヘッドホンは、ヘッドホン2.0、次世代ヘッドホンと言ってしまっても良いのではないかと勝手ながら思いました。

自分のバンドのプリプロなどは自分でミックスしているのですが、このヘッドホンで確認していると、普通のヘッドホンの音だとどんなんだったっけと、付け替えて確認してしまう謎の逆転現象がおきています。
 

常盤大志(サウンドエンジニア)

マスタリングエンジニアの森崎さんよりご紹介いただき、出会うことができたこの「Signature MASTER」
空間の再現性、音像の大きさには非常に驚かされました。ここまで完璧なバランスやフォーカスの明確さ、音が隅々まで聴こえるヘッドフォンには出会ったことがなく、もう絶対に手放せないアイテムとなりました。

私はPA,レコーディングを主体としてやっておりますが、どの現場でもこのヘッドフォンは外せません。PA現場では各マイクの特性把握にとても重宝し、チューニングも大きく変わりました。演者もお客さんも良い音だったと喜んでいただけました。

レコーディングでは再現性の高いヘッドフォンモニター環境を実現し、ミックスの際のプラグインが劇的に減りました。「正しい音」を実現してくれます。特にミックスの際はラージモニターと同じような出音で、もはやラージモニターがいらないんじゃないかと思うほどの臨場感、フォーカス、低音の豊かさ、綺麗なハイエンドを体感でき、ミックス作業の時間も短縮され、効率も良くなりました。

「良い音楽は良い音で。」

これが実現できるのがこのSignature MASTERだとおもいます。
是非音楽好きな方には一度聴いて頂きたいです。
 

池野 隆人(作編曲家 / ギタリスト)

一聴してバランスの良いスピーカーのような鳴りをするヘッドホンだと思いました。前方定位するような音像で、トランジェントが見やすくローエンドもしっかりしています。解像度も申し分なく、空間描写が非常に優れていると思いました。音の持つみずみずしさ、生命力をしっかり伝えてくれます。とても新鮮な響きに感じました。またノイズにも敏感です。
 
作曲、編曲、録音、ミックス、マスタリングと完パケまでシームレスに行う事もある現代の音源制作において、スタジオのモニタリング環境はとても重要です。精密なモニタリング環境の構築にはルームアコースティックが要となってきますが、セッティングを追い込めば追い込むほどに、スタジオ内の楽器の置き方だったり、セットしてあるマイク等が音響にもたらす影響がシビアになっていってしまいます。
 
そのため正確なモニタリングをするには信頼できるヘッドホンが必須と考えているのですが、各方面に特化型性能なヘッドホンはあっても、Signature MASTERのような高い性能を持ちながら高次元にバランスされている密閉型ヘッドホンには今まで出会う事ができませんでした。
 
まさにリファレンスとなりうるバランスで、この音を基準にモニターの調整を追い込む事もできました。ヘッドホンとスピーカーで出音の方向性が揃うと作業がしやすいです。そしてこのバランスで一貫して各セクションにて音を作っていけるので、ブレが起きづらく集中して作業に没頭できます。またエレアコの音作りなんかにも、生音を遮音した上でこのような音を奏でてくれるのでとても重宝しています。
 
Signature MASTERは私の音楽制作においてなくてはならない存在になっています。
音楽好きにとってきっと新たな音楽体験をもたらしてくれるヘッドホンだと思います。
 

So Kobayashi(トラックメーカー / DJ)

私はほとんどクラブミュージック専門でありますが、こうしたジャンルでも一聴してバッチリの鳴り方をするヘッドホンだと思いました。

Signature MASTERは個別の音を聞くことと楽曲の全体の雰囲気を捉えることの両方が高いレベルで行えます。低音から高音まで、また音の立ち上がりから消え際まで正確に再生してくれるためミキシングやマスタリングを行う際に行った処理で楽曲全体がどのように表情を変えたのかをしっかりと提示してくれます。
ダンスフロアのテンションを上げるのか下げるのか、またはキープするのか、そうしたグルーヴ感をこれまでよりも把握しやすくなり、以前よりも意図と処理がリンクできるようになったと感じます。

また一人のリスナーとして音楽を聴く際にも愛用していまして、音量をあまり上げなくても聴き疲れのしない音で楽しむことができています。

スタジオ級のモニタリング環境やオーディオルームを作ることは個人では中々限界が出てきますが、こうした良質なヘッドホンを持っておくことは制作にもリスニングにも強い味方となると思います。
 

S.KAY(SPG)(作/編曲家 サウンドプロデューサー)

 今や曲づくりはPCもプラグインソフトも進化して打ち込みながらミックスしながら創り上げていくものとなりました。
 そんな制作過程の中で 自宅スタジオ、外出先、レコーディングスタジオのロビーなどいつでもどこでも的確なモニタリングがしたいと思っていました。
 
最近携わる音楽がダンス系などの低音がふくよかなものが多く、ダンス系キック、サブベースなどの低音の解像度の良いものを求めてさまざまなヘッドフォンや小型スピーカーを試してきましたがしっくりくるものに出会えず。
 
そこでSNSの投稿で飛び込んできたSignature MASTER が気になり、これについて投稿もされていたいつもお世話になっているマスタリングエンジニアの森崎さんに相談しました。そしてこのヘッドフォンが私の望んでいる用途には合っていることを確信し、購入に踏み切りました。
 
Signature MASTERが届きそれは予想を上回りました。
 
半年使用してみて 、、、今やこれを装着しない日がないくらい使い倒しています。
低音の解像度、音の定位、申し分ないヘッドフォンです。ミックスバランスの確認もそうですが、シンセ、ギター、ベースなどの音色を作り込む際にもかなり適しています。 
 
高価な一品ですが 一張羅になること間違いなしです。
 

島崎貴光(音楽プロデューサー / ディレクター / 作編曲家)

「やっと、出会えた・・・!」
この確信を持って、「Signature MASTER」を選びました。

自分の立場上、「作曲・編曲・レコーディングの段階」では、テンションがアガりつつ、正確なモニタリングが可能かどうか、「TD・マスタリングでのチェック/ジャッジ段階」では、「1音1音の輪郭」「歌や演奏の発音の瞬間~消え際の残響」 までしっかりと追えるか、そして、ここ数年のトレンドでもある「ローエンドがいかに把握出来るか」が重要です。

これまで、ローエンドのチェック用を含め、常に複数のヘッドフォンで作業/チェック/ジャッジをしていましたが、「Signature MASTER」は「スーパーローの鮮明さ」が素晴らしく、音の分離感も美しいので作曲・編曲時のテンションも自然とアガり、これ1台で完結出来るようになったのは非常に嬉しく思います。

S-Logic3技術とULE技術もあり、耳の中での「音の距離感」が絶妙に保てるのが圧巻で、近すぎる場所で鳴らず、適度な距離感で鳴るので「客観的なチェック/ジャッジ」が可能になり、「聴き疲れ」を感じにくいことは大きな恩恵と言えます。

「Signature MASTER」、自信を持ってオススメします。
 

上野友裕(作編曲家)

一番に、音が立体的かつ正確に輝いている、と感じました。まさにスタジオのラージスピーカーをベストポジションで聴いているかのようで、密閉型での、もっといえばヘッドホンでのこうした体験は初めてでした。

センターのキックがヘッドホンからというよりも、感覚的には頭頂部から聴こえるのが気持ち良いです。
また、ボーカルの線もしっかり通ってくれて、特に発声する瞬間の振動が人によってここまで違うのか、と再発見できました。各所、より繊細なところまで詰めた制作ができそうです。

スピーカーですと、部屋に家具を一つ追加するだけで鳴りは変わります。作編曲の仕事では、資料など大きな物を制作部屋に入れることもあり、そんな中、環境によらず限りなく一定の音を再現してくれるヘッドホン、これだという製品に出会えて幸運でした。

ヘッドホンの音を聴きすぎたあと特有の疲れのようなものが何故か少ないと思っていたら、これもまた何かすごい独自技術によるものなのですね。
おかげさまで、スピーカーで聴くタイプの音楽に対するモチベーション爆上がりです!
 

Flying  Gorilla Records 齊藤博敬(レコーディング / ミキシングエンジニア)

「Signature MASTER」は、いつもお世話になっている森崎さんが導入して素晴らしいと話を聞いてましたので、僕もデモさせて頂くことにしました。

デモ機を聴いて直ぐに感じた事は、使える道具。

プライベートスタジオで録音・ミックスまで行っていますが、今まで録音時に気がつきにくかったエアコンの室外機等の音が聴こえたり、声の質感とマイクの相性のチェックがわかりやすく、MIX時もボーカル前後感やキックのアタック・スピード感、ハイハットとタンバリンの分離感、リップノイズやプレイノイズなども見つけやすいので音源に含まれてる細かな部分までが凄くよく聴こえ、クオリティアップに繋がる重要なポイントを調整しやすいです。
少し硬めのヘッドバンドに感じましたが、Signature MASTERのシープスキンレザーのイヤーパッドは、着けてるのを忘れてる位にフィット感も素晴らしいです。

録音でもミックスでも、音が聴き分けやすく音を虫メガネで見る様に細部まで細かく聴く事ができるので、ヘッドフォンを中心に制作する人にも是非お勧めです。
 

峰電(電源コンサルタント / 機材制作 / 作編曲家)

エンジニアの森崎さんのスタジオで音を聴かせていただいたのですが、気がつけばついうっかりポチっておりました。
そのくらい音が良く見えたのです。
 
また、S-Logic3のお陰か分かりませんが、普通のヘッドホンでは掴みづらい音の距離感があり、深夜の自宅作業ではスピーカーの代用としても行けそうで僕の中ではヘッドホンとスピーカの中間的な位置付けになっています。帯域バランスもキレも良好ですし、もし電源環境が悪くてもかなり良いレベルまで鳴ってくれます。
 
僕の普段使いだったヘッドホンと比較して圧倒的に高額だったためポチった後にちょっと後悔しかけたのですが、結果的にこのうっかりは正解でしかありませんでした。ちなみに、エージングにとても時間がかかります。届いたばかりの音は寝ぼけていますので、ゆっりりじっくり目醒めさせてあげてください。きっと色々と教えてくれるようになりますよ。
 

寒川大輔(KING RECORDS 音楽プロデューサー)

一聴した瞬間、ついに相棒と呼べるヘッドホンを手に入れたと思いました。

音楽プロデューサーという仕事は、最終的な音をジャッジする立場にもあります。様々なスタジオにお邪魔して多種多様な環境でモニタリングさせていただく機会がありますし、自分は趣味の部分でもオーディオマニアな部類に入る方だと思っているので人一倍多くのリスニング環境に触れているのですが、Signature MASTERはまさに“脳内直結ヘッドホン”と命名したくなる名機でした。正確な定位、高い解像度、フラットバランス、密閉性、正確なアタックとリリース、そして特に素晴らしいと感じたのはスピード感と質量感を兼ね揃えた低域の再現性でした。また、聴こえるべきではないノイズなどもしっかりと耳に届けてくれることからも、トラックダウン音源やマスタリング音源のチェック用途としてヘッドホンが必要な自分にとっては最良の選択肢となりました。

音楽制作に携わる全ての人に自信を持って推薦できるヘッドホンですし、そんな作り手が意図した音をそのまま聴きたいと思うオーディオファンにも、ぜひ手にとってみてほしいヘッドホンです。
 

martin nagano(音楽プロデューサー)

最近やっとエージングも終わり本領発揮です。

今の時代DACとヘッドフォンとパソコンがはあればどこでもmixやmasteringもチェックできます。私の場合、外スタジオでのモニタースピーカーの音はいつも聞いている環境と違うので最終的に音の判断の基準になるのはいつも使用しているヘッドフォンになります。

まず、ヘッドの部分の共振が少ないです。耳パットのシープスキンレザーはとても付け心地も良く長時間使用していても疲れないです。音質はS-Logic3になりより一層正確な低音感、広がり感はとても信頼できます。チューニングもフラット傾向で再生周波数帯域も8 – 42,000 Hzと広いので倍音感やリバーブ感もとても良くわかります。ケーブルのプラグもNEUTRIKなどの良質のパーツが使用されています。細かい所にもこだわって製作してるのが音質の向上につながっているのだと思います。

Signature MASTERは個々の音のチェックは勿論ですが音楽としての聞こえ方が信頼できるところが一番気に入っているところですね。
私にとってはとても頼りになる相棒です。
 

KAY(音楽プロデューサー)

マスタリングエンジニアの森崎様からご紹介いただきSignature MASTERと出会いました。
 
正直な所、ヘッドフォンでの制作及びMix作業が昔から苦手で特に密閉型はレコーディング時以外は避けてきました。
開放型はFocal clear professionalとOPPO PM-1を信頼し愛用しておりますが、ずっとこの2つと似た様な印象を持つ密閉型があるといいな、と思っており色々試しましたが、なかなか見つかりませんでした。
先輩プロデューサーのRyosuke "Dr.R" Sakaiさんにかねてから「低域の大切さ」を教えていただいていたので、しっかりした低域の再生能力と、それに伴った全体のバランス(味付けのない)は私の中ではモニタースピーカー、ヘッドフォンを選ぶ上で重要視している部分です。
 
もちろんSignature MASTERがこの2つと同じ聞こえ方をするという訳ではありませんが、そんな私が即答で欲しいと思えたヘッドフォンでした。皆様がレビューで書かれているようにスタジオのラージで聞いている様な感覚ですが、よくある低域の暴れなどは無く、"上品なローエンドと素晴らしい全体バランス"を体感できます。
 

YoSHi W(クリエイティブディレクター)

モニターにはかなりうるさいタイプなのですが、Signature MASTERは久しぶりに欲しい!と思わせてくれる一品でした。
 
音楽のジャンルも幅広く、音場表現が命のアコースティック系やジャズ、劇伴系はもちろんのこと、パンチ力が重要なバキバキEDMから重いロックまで対応することができ、使用用途を限らないのでどの現場にも持って行っています。ULTRASONEらしい伸びやかな高音域と締まった低音域が特徴ですが、制作ディレクターという職種柄モニター選びに最も重要な「原音忠実」という条件をクリアしつつ、製品の個性もしっかり出せていることにとても驚きます。再生レンジが広めで解像度も高く、空間表現が上手なのにボーカルもかなりよくモニターできるので中高音域の再生にも秀でているようです。音の立ち上がりも早いので正確なトランジェントを捉えることができます。
 
独自のS-Logic3技術の恩恵もあり、体勢を変えても定位を見失うことなく常に制作に集中できる環境を提供してくれます。
装着感と遮音性も非常に高いレベルで実現していて、本体の高級感もあり色々な面で満足感を得られること必至です。強いて不満な点を挙げると側圧がかなり強く、安心できる装着感をくれるけれども長時間着けると若干側頭部が痛くなってきます。(個人差はあると思います)
 
鑑賞用ハイエンドヘッドホンなどと比べると表現方法が違うので、その用途で探している人には向いていないかもしれませんが、制作現場の人間にとっては最も信用できる相棒になってくれると思います。
(『モニター』ヘッドホンなので音場はそこまで広くは作られていません。もちろん狭くもありません。)
 

古川尚篤(MA / 同録 ミキサー)

試聴して数分で購入を決めました。少し躊躇してしまう価格帯ではありますが、音を聴けばそれ以上の価値があることがわかります。まず驚いたのは、レンジと、画角の広さ。そして、ナチュラルな低域は、スピーカーで聴いているような感覚があります。

昨今のコロナ禍では、自宅でMAの仕込みをしてから、スタジオに行ってお客さま立ち会いで仕上げをするということも増えました。Signature MASTERで作業をするまでは、自宅で仕込んだものを数千万かけて施工されたスタジオに持って行くと、どうしても音の差異にストレスを感じることがあり、調整しなおすこともありました。作業する部屋がしっかり調音、調整されていない限りは、この差を埋めるのは難しいなと思っていたのですが、Signature MASTERを使うようになってからは、ブレがほぼなくなってストレスフリーに!

やはり、ヘッドホンは相性のよいものにさえ出会えさえすれば、部屋に影響されずに作業に集中できるんです。
ようやく、理想的なヘッドホンに出会えたと感じました。とても信頼しています。
 

三國浩平(作編曲家 / レコーディングエンジニア)

まるでレコーディングスタジオのラージスピーカーを聴いているような音、そんな印象でした。ヘッドホンやイヤホン特有の、音がダイレクトに耳に伝わってくるような感じはなく(そのダイレクト感がちょっと苦手で、普段の作業ではあまりヘッドホンを使わないようにしていました)スピーカーのような聴こえ方なので長時間の作業でも疲れにくいのは制作用として非常に重要な要素です。

生楽器の音色が正しくその楽器の音色らしく聴こえるし、音の立ち上がりから終わりまで非常に正確に再生してくれるので制作用ヘッドホンとして、オールジャンルの音楽で使えると思います。

値段を見たときは「ヘッドホンなのにかなり高いな……」という印象でしたが、音を聴いたあとは「このクオリティーの音が簡単に手に入るなら安い!」とすら思いました(笑)サブウーファーが入ってるモニター環境かのごとくしっかりローまで見渡せるのも現代の音楽にマッチしていて良いですね!
 

森﨑雅人(マスタリング・エンジニア)

初めて聴いた時、広々とした空間の広がり、大きな音像がとても印象的でした。密閉型でこれほど完璧なバランス、フォーカス、演奏の隅々まで聴こえるヘッドフォンに出会えたことに感謝です。

スピーカーで聴いているような自然な音場定位なので、長時間の作業でも耳が疲れません。低域は立ち上がりが速く量感があります。まさに、スタジオのラージモニターの鳴りに近くてビックリしました。また豊かなローエンド、シルキーなハイエンドのおかげであらゆるジャンルの作品でもバッチリ鳴ってくれます。マスタリングの作業ではアーティスト、クライアントから仕上がりのOKを頂くことが大事ですが、このヘッドフォンを導入してからOKを頂ける確率がさらにアップしました。おそらく、より緻密に、細部にまで音を追い込めているからです。

音楽制作はもちろんのこと、オーディオリスニング、音楽ファンの皆さまにもぜひ一度聴いて頂きたいヘッドフォンです。新たな感動体験が出来ること間違いないです。


※製品の仕様・付属品は予告なく変更する場合があります。
予めご了承下さい。

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