2018年11月9日 オーディオテクニカは、「原音再生」「高解像度」「高レスポンス」をコンセプトとしたSound Realityシリーズから、フルワイヤレスBluetoothイヤホン『ATH-CKR7TW』と、防水スポーツ仕様(IPX5)のフルワイヤレスBluetoothイヤホン『ATH-SPORT7TW』を新発売。カラーはどちらもブラックとグレーの2色。価格はオープンプライス。店頭想定価格は、『ATH-CKR7TW』が26,880円(税別)、『ATH-SPORT7TW』が22,880円(税別)。
音質は中高音を中心とした音作りです。Sound Realityシリーズのヘッドホンほどの解像度の高さはありませんが、フルワイヤレスイヤホンとしてはかなりの音質の高さで、ワイヤードイヤホンと比較をしても遜色のない出来です。ああ、もうワイヤードはヘッドホンだけで、イヤホンはフルワイヤレスが主流になるんだなと、そう思わせてくれた製品です。 装着感は付属の3Dループサポートを付けるとかなりの安定感・安心感があります。内蔵バッテリーで約6時間連続再生。充電ケースと併用で最大約15時間使用可能と、バッテリーもかなり持つため、利便性の高さは高評価です。
IPX5の防水仕様のスポーツ仕様のフルワイヤレスイヤホン。正直に言うとSonicSportシリーズというだけで音質にはまったく期待していませんでした。が、良い意味で期待を裏切られ、中低音を中心にかなり良いです。もう少しシャープな音作りをすればSOLIDBASSシリーズで出せたんじゃ?と思う仕上がりで、ロックファンの私としてはかなりアリな音作りのイヤホンです。
操作に関しては、スマホやオーディオプレイヤーでの操作が基本とはなりますが、イヤホン側面がタッチコントロール用の操作パネルになっており、再生・停止、音量やヒアスルー機能のON/OFFなどがタッチで操作ができます。慣れるまでに5日ほどかかりましたが、慣れれば便利でした。
装着感はガッチリフィット!高い装着感により、イヤホンが耳から落ちて無くしてしまう不安を払拭してくれます。小心者の私が安心して音楽に集中ができるガッチリ感です。周囲の音が確認できるヒアスルー機能も搭載をしているので、高い装着感と合わせ、通勤・通学の電車内などで使ううえで高評価です。コンプライ製のフォームイヤピースが付属していることも個人的にポイントが高いです。また、水濡れの実験も行いましたが、問題なく動作をしていました。
音質にこだわるならワイヤードのヘッドホン、利便性の高さを重視するならフルワイヤレスのイヤホン。あと数年でワイヤードのイヤホンがなくなると実感させられるほどに、この2商品の完成度は高かったです。一定以上の音質を保ちつつ、高い利便性のあるフルワイヤレスイヤホンは、移動中の利用をメインに考えている方には是非一度使ってみることをオススメします。私もワイヤードに戻れなくなりそうです。